Fender Player Series TELECASTER HHのレビュー
Fenderの新シリーズ「PLAYER SERIES」を徹底レポート
当ブログをご覧頂き誠にありがとうございます!!
どうも、ZONO SATOです。
今回は先日購入したギター
Fender PLAYER TELECASTER HHの個人的な評価、レビューをご紹介します!!
このギターは昨年2018年6月に発売のあったFenderのプレイヤーシリーズという新シリーズのギターです。
Fenderの本物のトーンを低価格でも手に入れることができるのがコンセプト!
巷では高校生などの入門機としてオススメされるモデルです。
しかし!!
そのクォリティーは凄まじく入門機だなんていう考えは絶対に間違い!!
なぜなら、ギターを弾き込んできた人が欲しいあったらいいなーっていうスペックが盛りだくさんでスタジオミュージシャンライクなギターに仕上がっているからです!
例えば、ストラトならアームのチューニングが狂わないように2点支持のトレモロがついていたりテレキャスなら正確なイントネーション調整ができるように
ブリッジが各弦セパレートタイプになっていたり
トラディショナルな型を打ち破るモダンとヴィンテージが融合した進化したフェンダーという印象です。
そして私が選んだPLAYER SERIESはこのギター
PLAYER TELECASTER HHです!!
最初は価格で期待せず眼中になかったのですが
弾いてびっくり!
まさに私が求めていた理想のギターでした!!
ではでは細かいスペックについてご説明していきましょう。
まずこのギターはメキシコ製です。
このFender MexicoはFender Japanと比べると明らかに本物のFenderのトーンがします。
日本製は固くパキパキしていて精度が高く遊びのない生真面目な優等生というイメージ、音も冷たい感じがします。
弾き込んでいても角が取れるのか?という印象です。
しかし、メキシコ製は明るく乾いていてイナたい感じがしっかり出ていて可愛げのあるトーンが面白みがあって魅力的です。
このギターを買う際に対抗馬でフェンダージャパンのhybridテレキャスターを試奏しました。
どちらも良いギターですがこの私はメキシコを選びました。
よくある話ですが外国人は高い精度を誇る日本製を選び、日本人は憧れたアメリカのサウンドを求めアメリカ製かメキシコ製を買うというねじれがここでも発生ですね。
もちろん、フレットの処理などは日本製の方がいいですがね。
続いてネックですがサテンフィニッシュで触り心地がよくフィンガリングもスムーズ!
シェイプは「MODERN C(モダンC)」という形でとても弾きやすいです。
このネックにすっかりハマってしまい思い出しただけでもワクワクしてしまいます。
フレットはモダンなミディアムジャンボです。
こちらも弾きやすさに大きく貢献しておりプレイにストレスを与えません。
指板はローズウッドではなくパーフェローという木材です。
かなり硬い木なのではないかという印象です。
音の印象としてはローズウッドの丸み、温かみはないです。
音抜けに関してはハカランダに近いかもしれません。
しかし、ハカランダのような丸みとクリアで上品な甘味は一切ありません。
音の硬さ、跳ね返り方はエボニーっぽさも感じます。
しかし、エボニーのようにタイトに詰まった厚みはありません。
難しいですが、ハカランダとエボニーを足して明るくした音の散らばり方をする木です。
このパーフェローのビシッと硬く適度に重みがあるトーンがすごく明るくて軽いチャラい音の散らばり方をする印象のメキシコ製フェンダーの重しとなり芯と輪郭を与えているのではないかと思います。
ボディーはアルダーでハムバッカーとの相性は最高です!!
ボディーはコンター加工されており抱え込んだ時に弾きやすい作りになってます。
続いてピックアップですがテレキャスターに2つハムバッカーが付いているのが特徴です!
こちらはPlayer Series Alnico 2 Humbuckingというオリジナルのものです。
私はギターデビューはレスポールなのでハムバッカーが恋しくなります。
しかし、ポップスなどの曲をやるときは音が太すぎるので音作りに苦労します。
このPLAYER TELECASTER HHはコイルタップがついているのでシングルコイルのサウンドが出ます。
なので伝統的なテレキャスターの音とハムバッカーの音がこのギター一本で使い分けできるので大変便利なギターです!
かねてよりレスポールをコイルタップできるように改造しようかなーと考えていましたがこのギターを手に入れたことでその悩みが解決しました。
音の印象ですがパワーは適度にありますが中低位域に妙な癖はなく抜けがいいクリアでストレートな明るいトーンです。
なのでコイルタップをしてもしっかりと明るく元気なFenderテレキャスターのサウンドをアウトプットしてくれます。
続いてブリッジですがこちらは冒頭で紹介しましたが通常のテレキャスの3本のサドルではなく各弦ごとに別れております。
サドルの形はヴィンテージ系のストラトと同じベントタイプです。
このサドルにすることで正確なピッチ調節だけではなくサウンドにきらびやかさとサスティーンを与えてくれていると考えられます。
もう、これだけ語ればただの入門機ではないことが伝わったと思います。
むしろ玄人好みのマニアックな痒いとこまで手が届くヴィンテージとモダンを融合させたコンポーネントギターなんじゃないかと個人的には感じています。
テレキャスターの魅力としてはヴォリューム&トーンのコントロールがシンプルなのでアンプをある程度歪ませておいて手元のヴォリュームで歪みの量を調整するなどしてエフェクターを使わずに音色をコントロールして一本のギターでライブをやり切れるところだと私は思っています。
その利便性にさらにハムバッカーがついてまたコイルタップができるなんて…ライブアンプ直でもやっていけそうなパーフェクトギターです。
質感、トーン、使いやすさ三拍子揃った
驚くほど弾いてて毎日楽しいフレンドリーなってギターです。
ちなみに私が弾いた感じだとこんな音がします!!
山下達郎"Sparkle"でひとりジャムセッション ZOOM G1X FOURを使用
巷では品薄状態らしいのでもしよかったらチェックしてその価格を超える衝撃のクォリティーを実感してみてください。
ではでは、ZONO SATOでした。