前園系ギタリストZONO SATOのギターブログ

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ディズニーの名曲をロックにアレンジ!スーパー・ギター・ディズニー

ディズニーの名曲をロックギタリストの巨匠たちがアレンジしたコンピレーションアルバム「Super Guitar Disney」の感想&レビュー

 

どうどZONO SATOです!

今回は4月25日に発売されたDisneyのコンピレーションアルバム「Super Guitar Disney」をご紹介いたします。

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この作品は世界の名だたるロックギタリストがディズニーの名曲をロックギターインストゥルメンタルにアレンジしたコンピレーションアルバムとなっております。

 

参加ギタリストは下記の通りです。

George Lynch

Jeff Watson

Mike Orlando

Orianthi

Paul Gilbert

Phil X

Richie Kotzen

Ron Thal

Tak Matsumoto (松本孝弘)

Zakk Wylde

 

 私の大好きなギタリストも多く参加しており10代の頃に憧れたザック・ワイルドやポール・ギルバート、リッチー・コッェン、そして松本孝弘などスーパーギタリスト勢ぞろい!

 

まさに「スーパー・ギター・ディズニー」って感じ!!

 

個人的にはマーティー・フリードマンとかスティーブ・ルカサーなんていたら面白そうだなって思っています。

 

では、私のこのアルバムを聴いて印象に残った楽曲をピックアップしてご紹介します。

 

まずオープニングの1曲目

ザック・ワイルドが「美女と野獣」をアレンジしたのですがディズニーの壮大でファンタジーな世界観を壊すことなく彼の重厚でぶっとい男らしいギター サウンドで表現しています。

 

アルバムのオープニングでガッチリハートをキャッチされました。

 

そして続いて2曲目のポール・ギルバートのリトルマーメード、こちらも素晴らしい!

音楽の幅が広くさすがの表現力とテクニックに魅了されます。海の中にいることワウで表現したと言っていましたがそれが本当にポップでコミカルな雰囲気を演出しディズニーの世界観にハマっていました。

 

ザック・ワイルドとポール・ギルバート共にロックギター インストを作るのがメチャクチャ美味いなーと感じました。

 

ディズニーの楽曲は壮大な世界観のためバンドサウンドだけでは表現しきれずペラペラになりそうな先入観がありましたがこの二人はマジで小細工なしでストレートパンチで勝負していますがディズニーの世界観を壊すことなくメロディーの聴かせどころと自身のテクニック、そしてロックサウンドのバランスを絶妙でうまく仕上げた印象です。

 

上記の二曲はアルバムのオープニングを飾るにふさわしいと内容です!!

 

この次に印象的だったのはジョージ・リンチのノートルダムの鐘です。

なんか、炎にドクロが浮かび上がるようなメタルの王道って感じのまさにって感じのアレンジでこの楽曲をマッチングさせたプロデューサーは優秀だなとしみじみ思いました…

さずが世界のディズニー。

 

それと同じくフィル・Xのチム・チム・チェリーのネットりとしたチョーキングでマイナーキーを歌い切る感じがギターサウンドの美味しいところをうまく使った哀愁ただようプレイに関心しました。

 

では私の大好きな松本孝弘さんとリッチー・コッェンについてです。

まず松本さんのピノキオの星に願いをですが彼特有のチョーキングを駆使したギタートーン美しく歌い上げておりました。

 

音源全体の音は一番イイかなーと思いました!

アレンジについてですが他者と比べると歪みを少し落としたポップロックでピノキオの可愛らしい雰囲気を演出していると思います。

 

そのためキーボードの音色でファンタジーを演出している傾向が強く感じられました。

 

そのため同じような明るいポップな雰囲気のポールと比べるとポールのストレートでロックで勝負したアレンジが凄すぎてちょっと劣るかなーというのが正直な感想です。

 

まぁ、ポールはめちゃめちゃスゴイですからね。 

 

そしてリッチー・コッェンですがギターに音圧を出すためいつもよりもドライブさせていましたがドラムとベースがいつもの乾いた音なのでアンバランスが生じてリッチーファンとしては違和を感じる仕上がりでした。

 

音圧とか関係なしにいつも通りもっとシンプルで乾いたロックサウンドのアレンジを期待してしまったので…

 

 また、彼のエモーショナルで音楽的なプレイがディズニーにあまりハマっていない印象です。

 

と言うわけで色々と楽曲について語ってきましたこのアルバムですがトータルの評価としてハードロック好きには是非聴いてもらいたい素晴らしい作品です。

 

ディズニーの楽曲をオンナ子供など気にせずに超男臭いハードでヘヴィなギターサウンドで楽しめる、この悪ふざけ感も愛らしくギター小僧にはたまらない最高にロックな作品だと思います!!

 

近年ではこう言ったロックサウンドはあまり耳にすることがなく残念ですがこのアルバムが火種になってカッコイイじゃん!って再びギターロックブームが起きたらいいなーと考えております。

 

もしかすると…

 

ロックが流行らない、ギターも売れないこの時代にカッコいいギターサウンドを馴染みのあるディズニーの楽曲で全世界に広めて再びギターロックが復権するためにマーケティングされた企画

 

なのかもしれないと言うのが私の見解です!

 

ディズニーファンはもちろんハードロック&メタルが好きな方は是非チェックしてみて下さい!!

 

ではではZONO SATOでした。